無地染め
- 無地染めには、浸し染めと引き染めとがあります。
- 多くは浸し染めですが、染料を溶かした釜で織物や糸を浸して染め上げます。
- 引き染めは、染料を溶かした溶液を手で刷毛を使って染め上げます。白山紬、牛首紬などは、この方法を使い、より神経質で繊細な染め上がりが期待できます。
- 無地染めの料金は安いところもあれば高いところもあります。いずれにしても、色合せが命です。本場京都の染め師の仲でも、その技術はピンキリで、微妙な色目を正確に染め上げる技術は、そう簡単には習得することはできません。やはり、長年の経験と失敗の中でしか会得することはできないようです。