色留袖色留袖(いろとめそで)は、黒留袖の地色(じいろ)を黒以外の色で染めたものですが、もともと宮中(きゅうちゅう)では黒が使用できない衣服の色であったため、皇族(こうぞく)朝廷(ちょうてい)関係者の間で着用されていました。一般市民に普及しはじめたのは昭和後期(1970年代)ですが、伝統的で格式(かくしき)高い和服の中にもお洒落(しゃれ)感覚や趣向性(しゅこうせい)反映(はんえい)され、さまざまな色柄(いろがら)でより(はな)やかな色留袖が着られるようになりました。

当初(とうしょ)は、振袖(ふりそで)の次に着る「ミスの第一礼装(だいいちれいそう)」として広まりましたが、今ではかつての皇族(こうぞく)のようにミス・ミセスの区別なく愛用されています。第一礼装(だいいちれいそう)としての色留袖は、「(いつ)紋付(もんつ)比翼(ひよく)仕立(した)て」で着るのが現代和装(げんだいわそう)流儀(りゅうぎ)です。

金彩友禅の色留袖きものの約束事(やくそくごと)「きものT.P.O」において、振袖や留袖は最も格式の高い第一礼装(だいいちれいそう)の着物です。色留袖は、黒留袖と全く同格の位置(いち)づけです。

冠婚葬祭(かんこんそうさい)を中心とする日本の伝統的な儀式(ぎしき)における慣習(かんしゅう)「しきたり」では、参列する人の立場(たちば)によって「着る着物」が決められ、それが今でも守られています。その起源は飛鳥(あすか)時代の律令制(りつりょうせい)にあるとされますが、聖徳太子(しょうとくたいし)によって制定された「冠位十二階(かんいじゅうにかい)の制度」では、地位や身分によって衣服の色まで統制されていたのです。律令制は、(りつ)(りょう)(きゃく)(しき)によって運用され、律は刑法(けいほう)、令はそれ以外(主に行政法(ぎょうせいほう))、格は律令の修正・補足の法令、式は律令の施行細則(せこうさいそく)を指す、とあります。ここに格式(かくしき)という言葉のルーツが見られ、以後、格式による着衣(ちゃくい)序列(じょれつ)を守ることが礼儀作法(れいぎさほう)になったと考えられます。

現代和装においては家柄(いえがら)身分(みぶん)による着方(きかた)の違いはありませんが、血縁(けつえん)に基づく親戚(しんせき)関係によって左右されます。たとえば、結婚式における三親等(さんしんとう)以内の親族は第一礼装(だいいちれいそう)となり、ミスは振袖、ミセスは(いつ)(もん)の入った黒留袖(くろとめそで)色留袖(いろとめそで)、男性なら黒の(いつ)紋付(もんつき)羽織袴(はおりはかま)と定義されています。従って、(まご)の結婚式では祖母(そぼ)は二親等、(おい)(めい)の結婚式なら伯母(おば)叔母(おば)は三親等となりますから、いずれも黒留袖か色留袖を着ます。従兄弟姉妹(いとこ)の結婚式においては、新郎新婦(しんろうしんぷ)との血縁関係は四親等(よんしんとう)となりますので、ミスの振袖を除けば、準礼装の訪問着(ほうもんぎ)()()げ、色無地(いろむじ)などを着て出席するのが慣例です。もちろん、知人、友人、上司、同僚(どうりょう)なども、同じく準礼装の格式で参列することになります。つまり、参列者(さんれつしゃ)は、着ている着物の種類によって血縁(けつえん)姻戚(いんせき))関係がわかるということになります。(詳細については、きものT.P.Oをご参照ください)

伊藤若冲の色留袖の雛型色留袖の(がら)は、基本的には絵羽模様(えばもよう)です。絵羽模様(えばもよう)は、絵羽柄(えばがら)絵羽付(えばづ)けとも言いますが、生地(きじ)()()わせ部分でもデザインである絵柄(えがら)が連続して(えが)かれています。従って、構図(こうず)が大きく見た目が豪華(ごうか)になります。たとえば、きものの(おくみ)上前(うわまえ)後身頃(うしろみごろ)は、三枚の生地(きじ)からなりますが、その切れ目においても絵の構図が途切(とぎ)れず一枚の絵として(つら)なっています。つまり、振袖(ふりそで)留袖(とめそで)、色留袖は絵羽柄(えばがら)として、下絵(したえ)の段階から一枚の生地幅(きじはば)()えた連続模様(れんぞくもよう)として制作されているのです。(えり)身頃(みごろ)(そで)(つら)なる大きな構図を()くためには、染める前の白生地(しろきじ)仮縫(かりぬ)いし、きもののように()()わせてから下絵(したえ)()かなくてはなりません。きものの前側(上前(うわまえ))に主要な(がら)が有り、左右の後身頃(うしろみごろ)から下前(したまえ)前身頃(まえみごろ)にかけて図案が描かれています。絵羽柄(えばがら)のきものは、晴れ着として相応(ふさわ)しい優雅(ゆうが)(はな)やかなきものと言えるでしょう。

三越縮緬色留袖に使用される生地は、おもに、地紋(じもん)がなく平面(へいめん)(なめ)らかな三越縮緬(みこしちりめん)(かわ)わり無地(むじ)縮緬(ちりめん)、そして、地紋(じもん)があり光沢(こうたく)のある緞子縮緬(どんすちりめん)綸子縮緬(りんずちりめん)などが多用されます。従って、訪問着(ほうもんぎ)に見られるような(つむぎ)生地(きじ)の色留袖はありません。

辻ヶ花色留袖は、その多くが友禅染(ゆうぜんぞ)めによって制作されます。京都で行われる京友禅(きょうゆうぜん)は、質・量とも友禅染めを代表しますが、その京都から技術が伝承された新潟県十日町市の十日町友禅(とおかまちゆうぜん)、石川県金沢市近郊で生産される加賀友禅(かがゆうぜん)、東京都の東京友禅(とうきょうゆうぜん)などがあります。

京友禅は、友禅染めの発祥(はっしょう)の地である京都で生産される染色技法。その特徴は、きらびやかで(はな)やか、優雅(ゆうが)で美しいことから「絢爛豪華(けんらんごうか)な京友禅」と言われています。染め上がった色留袖には、金彩(きんさい)刺繍(ししゅう)(ほどこ)すものもあります。型友禅(かたゆうぜん)で制作される紅型(びんがた)や、色の深さが特徴的なローケツ染め、絞りでは鹿()()(しぼ)りから辻ヶ花(つじがばな)まで、各種の技法が合成されながら作られます。それほど京友禅の技術は幅広く高度で(すぐ)れています。そこには、平安時代より現代までの1200年もの間、洗練(せんれん)され、発展してきた日本の美意識(びいしき)源流(げんりゅう)が見られます。

加賀友禅加賀友禅(かがゆうぜん)の魅力は、貴族(きぞく)的な品格(ひんかく)、そして何と言っても繊細(せんさい)色彩(しきさい)上品(じょうひん)(おもむき)にあります。写実的(しゃじつてき)描写(びょうしゃ)は実は空想の世界のもので、たとえば梅の木に桜の花が咲き、しだれ桜に椿の花が咲く、と言うような抽象(ちゅうしょう)表現によって描かれています。

伝統的な加賀友禅は、臙脂(えんじ)(むらさき)()(みどり)(あい)という加賀五色(かがごしょく)によって(えが)かれ、筆使(ふでづか)いも外側から内側へと筆を運ぶ「内刷毛使(うちはけづか)い」で()かれます。もっとも代表的で不思議な特徴の一つに、「虫食(むしく)い」表現があります。今を(さか)りに咲き(ほこ)絶頂期(ぜっちょうき)の花の描写(びょうしゃ)の中に、なぜか虫に食われた葉っぱがポツリ……人の世のはかなさ、哀調(あいちょう)をおびた風情(ふぜい)には仏教思想(ぶっきょうしそう)と深いかかわりが(うかが)えます。また、図案の作成から(いろ)ざしまで一人で()きあげる加賀友禅には、その独自の伝統によって、作者の意図がより鮮明に表現されているのです。加賀友禅は、きものの中でも特に高級品で、振袖、留袖、色留袖など100万円以上の商品も(めず)しくありません。

五つ紋付き比翼仕立ての色留袖

色比翼(いつ)紋付(もんつ)比翼(ひよく)仕立(した)ての色留袖を着るときは、第一礼装の留袖になります。比翼は白に限らず、お洒落な色比翼を付けることもできます。

  • 兄弟姉妹の結婚式
  • 甥・姪の結婚式
  • 孫の結婚式
  • 仲人としての結婚式

一つ紋付きの色留袖(比翼なし)

(ひと)紋付(もんつ)きの色留袖を着るときには、二枚目の訪問着として着られています。従って、きものT.P.Oは、訪問着として適応させます。

一つ紋付きの色留袖に白の伊達衿を付け、見せかけの比翼として着る

(ひと)紋付(もんつ)きの色留袖に白の伊達衿を付け、見せかけの比翼として着る事があります。もちろん、厳密には第一礼装としては認められませんが、自前の着物を準備して参列されるほどの「きもの通」に対して非礼とは言えないと考えます。むしろ現代和装の新しい着方として歓迎して欲しいものです。

色留袖を着るとき準備するもの

  • 色留袖
  • 袋帯
  • 白の長襦袢
  • 金銀の帯〆帯上
  • 羽織は着ません
  • コート
  • 礼装用草履バッグセット
  • 白の扇子
  • 着付用小物:肌着、裾除、衿芯、伊達締2本、前板、足袋、腰紐(4~5本)、帯枕、タオル(2~3枚)

色留袖を「(ひと)紋付(もんつ)比翼(ひよく)なし」でお仕立てされる場合は、訪問着(ほうもんぎ)と同程度の仕立て料金です。第一礼装の「(いつ)紋付(もんつ)比翼(ひよく)()き」でお仕立てされる場合には、訪問着(ほうもんぎ)のお仕立て代金に比翼(ひよく)の仕立て代金が加算されますので、着物二枚分相当の料金になります。昭和の頃なら常識的なきもの知識ですが、今ではなかなか理解が得られないかも知れません。なお、お仕立ては、日本国内の和裁士一級、および、二級による入念仕立てです。

No.1
京友禅色留袖
品番 : 8721209002
品名 : 色留袖
技法 : 京友禅
色彩 : 藍白
文様 : 加賀調四君子文
生地 : 三越縮緬(絹100%)
価格 : 248,000円
在庫 : 1
参照 : 加賀友禅については、こちら
商品 248,000円
仕立
合計 248,000円
 
 

この色留袖は、加賀友禅(かがゆうぜん)色調(しきちょう)を京都の京友禅の技法で表現しています。加賀友禅は、金銀を使わず加賀五彩(ごさい)――臙脂(えんじ)(むらさき)()(みどり)(あい)――の伝統的な色だけで()()げられますが、上品(じょうひん)(よそお)いの典型的(てんけいてき)な着物です。四季(しき)折々(おりおり)草花(くさばな)花月風鳥(かちょうふうげつ)雪月花(せつげっか)など、自然現象の写実的(しゃじてき)描写(びょうしゃ)のように見えますが、実は、その多くが仏教美術に見られる空想(くうそう)的な瞑想(めいそう)表現が採用されています。たとえば、桜の枝に紅葉(もみじ)の葉があるように……。下絵の作成から配色、色付けまですべてをひとりで製作する加賀友禅には、作者のモチーフが端的(たんてき)反映(はんえい)されているのです。

着物における上品(じょうひん)さとは、貴族的(きぞくてき)優雅(ゆうが)雰囲気(ふんいき)をさします。(いや)らしくなく無欲(むよく)であり、困窮(こんきゅう)した様子(ようす)は見られません。強い色彩(しきさい)()け、全体的に(やさ)しくおとなしい中間色で描かれています。強い色はきつい印象を与え威圧(いあつ)的ですが、明るい色は優しい気持ちになります。中間色なら(ひか)え目()で奥()ゆかしさを感じます。(資料:着こなし入門講座)

芸術的価値の高い高価な加賀友禅ですが、その情緒(じょうちょ)風情(ふぜい)を染織技術の集積(しゅうせき)産地(さんち)である京都において、分業効率化と量産化によって低価格でご提供できたという(わけ)です。


No.2
京友禅色留袖
品番 : 8658209001
品名 : 色留袖
技法 : 京友禅
色彩 : 薄紅色
文様 : 宝尽くし貝桶文
生地 : 三越縮緬(絹100%)
価格 : 288,000円
在庫 : 1
参照 : 
商品 288,000円
仕立
合計 288,000円
 
 
貝桶(かいおけ)とは、貝合わせに使う貝を収める箱のことです。貝合わせは、一対になるハマグリの貝殻を引き当てる遊びです。まずハマグリの貝殻360組を左右に分け、右の貝を全部伏せて並べ、左の貝を一つずつ出しながら、それと対になる右の貝を選び当てます。一番多く、貝殻のペアを選び当てた人が、勝ちとなります。左右の貝を合わせやすいよう、左右の貝の内側には花鳥や人物など、全く同じ図柄が描かれています。また、ハマグリは本来の組み合わせの貝殻以外はけっして合わないことから貞節の象徴とされました。そのことから、貝合わせを入れた貝桶は江戸時代の武家の婚礼で、シンボルともいえる道具でした。大名の婚礼行列では貝桶が先頭を飾り、貝桶の受け渡しの儀式が行われました。(資料:文化庁文化遺産オンライン)

No.3
京友禅色留袖
品番 : 8658209002
品名 : 色留袖
技法 : 京友禅
色彩 : 銀鼠
文様 : 桜菊松波文箱文
生地 : 三越縮緬(絹100%)
価格 : 288,000円
在庫 : 1
参照 : 
商品 288,000円
仕立
合計 288,000円
 
 
文箱(ふみばこ)文様は、和歌や手紙を入れる箱で、蒔絵(まきえ)組紐(くみひも)で装飾された伝統的な図案です。桜、菊、松など配置され、春秋の季節感を気にせず着られるように描かれています。江戸時代までは、誰でも文字の読み書きができたわけではありません。和歌や書状の入った漆塗(うるしぬ)りや象嵌(ぞうがん)などが(ほどこ)された文箱が宝物のように大切に扱われ、知識や富の象徴として喜ばれたのでしょう。

No.4
京友禅色留袖
品番 : 8608230003
品名 : 色留袖
技法 : 京友禅
色彩 : 砥粉色
文様 : 瑞雲、兎文、光琳牡丹
生地 : 三越縮緬(絹100%)
価格 : 338,000円
在庫 : 1
参照 : 京友禅については、こちら
商品 338,000円
仕立
合計 338,000円
 
 
この色留袖は、尾形(おがた)光琳(こうりん)牡丹(ぼたん)金彩(きんさい)友禅(ゆうぜん)の技法を用い、道長(みとなが)()りの構図に枯山水(かれさんすい)のタッチで描いています。兎文(うさぎもん)は、長寿(ちょうじゅ)や子孫繁栄、飛躍など、多幸の意味を持つ柄です。また、瑞雲(ずいうん)は、飛鳥時代に中国から伝わりましたが、(うず)を巻く美しい形の雲で縁起(えんぎ)の良い(きざし)しを表します。そして、道長取(みちながど)りは、平安時代、(くらい)の高いお役人(やくにん)牛車(ぎっしゃ)宮廷(きゅうてい)()()する際、その(みち)すがら四季(しき)折々(おりおり)に変わる風景(ふうけい)文様化(もんようか)したものですが、特に藤原(ふじわらの)道長(みちなが)が、この文様を好んで手紙の下絵に愛用したことから「道長取(みちながど)り」と呼ばれるようになりました。

表の牡丹は、渋くて地味で(ひか)えめな色目(いろめ)に染め上がっていますが、裏地の八掛(はっかけ)の牡丹は一段明るい色使いになっています。いわゆる隠れたところに派手さを表す「裏勝(うらまさ)り――江戸中期、幕府から奢侈(しゃし)贅沢(ぜいたく))禁止令(きんしれい)が出され、派手な刺繍や装飾の着物が禁止されました。その締め付けへの反骨心(はんこつしん)という美意識――」が見られます。


No.5
蘇繍刺繍色留袖
品番 : 11224041
品名 : 色留袖
技法 : 蘇繍刺繍
色彩 : 鶯茶
文様 : 鳳凰唐草文
生地 : 変わり無地縮緬
価格 : 350,000円
在庫 : 1
参照 : 
商品 350,000円
仕立
合計 350,000円
 
 
この色留袖は、刺繍(ししゅう)の中でも最も高級品である中国の蘇州刺繍(そしゅうししゅう)で加工されています。中国の蘇州(そしゅう)は2500年前、()首都(しゅと)として栄え、古くから刺繍が盛んでした。蘇州刺繍の精巧(せいこう)な技術は、今でも世界の最高峰として評価されています。きもの一反に50色以上の色糸を使い、糸の細さは髪の毛の三分の一程度で、一本一本を手で刺繍しています。 蘇州刺繍の特徴は、①刺繍面が盛り上がらない ②生地(きじ)がつらない(表面が波打たない) ③糸の細さは髪の毛の1/3 ④色数の豊富さなどが上げられます。

No.6
金彩友禅色留袖
品番 : 62166057
品名 : 色留袖
技法 : 金彩友禅
色彩 : 藍生壁
文様 : 琳派花鳥風月
生地 : 三越縮緬
価格 : 350,000円
在庫 : 1
参照 : 
商品 350,000円
仕立
合計 350,000円
 
 
藍生壁(あいなまかべ)とは青味(あおみ)のやや暗い灰色。琳派(りんぱ)は、桃山時代に(おこ)り現代に受け継がれている日本独特の芸術流派です。本阿弥(ほんあみ)光悦(こうえつ)俵屋(たわらや)宗達(そうたつ)に始まり、尾形(おがた)光琳(こうりん)乾山(けんざん)兄弟によって発展し、酒井(さかい)抱一(ほういつ)鈴木(すずき)其一(きいつ)らによて定着されたと言われています。

No.7
京友禅色留袖
品番 : 13165561
品名 : 色留袖
技法 : 京友禅
色彩 : 青褐
文様 : 大名行列
生地 : 三越縮緬
価格 : 358,000円
在庫 : 1
参照 : 
商品 358,000円
仕立
合計 358,000円
 
 
青褐(あおかち)とは、紺色(こんいろ)の黒に近い色。大名行列(だいみょうぎょうれつ)は、大名が公用(こうよう)のために随員(ずいいん)を引き連れて外出する際に取る行列のこと。江戸(えど)幕府(ばくふ)諸大名(しょだいみょう)を、江戸(えど)国元(くにもと)とに一定期間ずつ交代(こうたい)居住(きょじゅう)させた参勤(さんきん)交代(こうたい)は、本来は将軍(しょうぐん)への服従(ふくじゅう)を示す儀式(ぎしき)であり、大名(だいみょう)(がわ)忠誠心(ちゅうせいしん)(はん)の力、権威(けんい)誇示(こじ)するために行列を大規模にする傾向(けいこう)が見られました。百万石(ひゃくまんごく)(ほこ)加賀藩(かがはん)では最盛期(さいせいき)には4,000人に(およ)んだと言われています。

No.8
京友禅色留袖
品番 : 8608230004
品名 : 色留袖
技法 : 京友禅
色彩 : 卵黄色
文様 : 四君子熨斗誰ヶ袖文
生地 : 三越縮緬(絹100%)
価格 : 388,000円
在庫 : 1
参照 : 美学については、こちら
商品 388,000円
仕立
合計 388,000円
 
 
誰ヶ袖(たがそでもん)文様(もんよう)とは、豪華な小袖(こそで)衣桁(いこう)――着物などを掛けておく家具――にかけた様子を描写した図案。「(いろ)よりも()こそあはれと(おも)ほゆれ ()(そで)ふれし宿(やど)(うめ)ぞも」(古今和歌集)。――(うめ)はその(はな)よりも(かお)りの(ほう)がいとおしく(おも)える、一体(いったい)この(うめ)(だれ)(そで)()れたためにこのように(かぐわ)しいのか――

平安(へいあん)時代(じだい)貴族(きぞく)には、着物の両袖(りょうそで)(たもと)(にお)(ぶくろ)()れる習慣(しゅうかん)がありました。そこから(にお)(ぶくろ)を「()(そで)」とも()ぶようになりました。


No.9
京友禅色留袖
品番 : 8858201101
品名 : 色留袖
技法 : 京友禅
色彩 : 紫黒
文様 : 熨斗松文宝尽くし
生地 : 三越縮緬(絹100%)
価格 : 450,000円
在庫 : 1
参照 : 
商品 450,000円
仕立
合計 450,000円
 
 
縁起が良く、おめでたい文様の代表としては、松竹梅が最も有名です。特に松は、四季を通して落葉せず、常緑樹であることから不倒不落・不老長寿の象徴として重宝されてきました。この色留袖は、紫がかった黒っぽい地色ですが、色留袖です。五つ紋を入れて正式な色留袖として着られても問題ありませんが、一つ紋付きの訪問着としても着られます。帯は無地感覚の袋帯で、アクセントになる色目の伊達衿を合わせて、結婚式や式典に着られますと、注目の的となるでしょう。あなたの着こなしの背景に何かが見えたとき、人は感動し、美しさは一層輝きを増すことになります。

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