ひと口に浴衣と言っても、その種類はさまざまです。幼い子供用の浴衣から高校生や大学生くらいで着るプレタ(仕立上がりの既製品)、さらにmySizeで誂えた本格的な大人の浴衣まで。ここでは、おもに伝統的な誂え浴衣(オーダーメイド)で、しかも、帯によっては単衣のきものとしても着られる浴衣をご紹介しています。「単衣のきものとしても着られる浴衣」とは、花火大会や盆踊りなどに着るだけではなく、5月の連休明けくらいからお太鼓の帯などを締めて外出したり、6月~8月には夏物の帯をしてお食事会・観劇・パーティなどにも着られるきもののことです。つまり、きものや帯の衣更え、TPO(きものの約束事)をマスターした上で着こなす本格的な装いを提案しています。でも、そう難しいことでもありません。きものの初心者が「浴衣の次に着るきもの」という程度の位置づけです。浴衣の女性が集まる中で、紗や羅の八寸帯でお太鼓に結んだ姿はとてもお洒落で粋なものです。色柄と仕立方をひと工夫するだけで、ワンランク上の浴衣「単衣のきものとしても着られる浴衣」がお楽しみいただけます。